フランススタイルを学ぶフラワースクール NATURE(ナチュール)  大森駅から徒歩6分!パリスタイルのアレンジメントを基礎から学べます。DAFAやフランススタイルのディプロマ取得も。品川や目黒、川崎からも便利! 

大森のフラワースクール NATURE(ナチュール)では日仏フローラル芸術協会の認定講師によりオシャレでシックなパリスタイルのフラワーアレンジが学べます。


DAFA

パリから日帰り、ランス 『Les Crayeres』 へ!

パリ滞在中、日帰りでランスに出かけました。パリの東駅からTGV(新幹線)で45分です。

出発時間より少し早く駅に着いたので、東駅付近をチョッと散策。駅のそばには『サンマルタン運河』という、とてもステキな運河のあるエリアがあります。小雨模様の日でしたが、それもまた良し~~。

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時々写真でも見かけますが、パリ!っていう景色ですね~。木とアイアンで出来た橋を人々が行き来している様子は何とも風情があります。中心地から少し離れていますが、お時間があれば一度お出かけになることをお勧めします。

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東駅からはフランス各地に電車が出ています。地下鉄とも直結しているので大変便利。

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パリを出るとあっという間に田園地帯に。こういう光景を見ると『フランスは農業国だなあ・・』と思います。ちなみにこの時のTGVの時速は320キロ!市街地を走る日本の新幹線に比べ、広い農地を直線で走れるTGV,速いです。あっという間にランスに。日本から予約したTGV、とても快適でした。

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ランスはシャンパンの誕生の地でもあり、世界遺産が3つもあります。駅から目的のレストランまでは車で10分。途中に世界遺産の大聖堂も見え、また有名なシャンパンメーカーのカーブも沢山あります。下の写真はポメリー。まるでお城のような建物です。

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今回の目的地『Chateau Les Crayeres(シャトー・レ・クレイエール)』。ミシュラン2つ星のレストラン『ル・パルク』を擁するシャトーホテルです。(以前はボワイエという3つ星レストランでしたが、シェフが変わり、レストランの名前も変わりました。その場合、星はゼロからスタートとなりますが、既に2つ星をとっています。)

『クレイエール』の歴史は1875年、シャンパンメゾンのオーナー・ポメリー夫人がこの7ヘクタールの敷地を購入したことにさかのぼります。娘のルイーズと名門貴族ギー・ドウ・ポリニャックの婚礼のために建設したシャトー(お城)が現在の『レ・クレイエール』です。

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小雨で車から降りて全景をとれなかったけれど、季節違いですとこんな感じです。

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宿泊もできますが今回はランチだけでの訪問です。少し時間が早かったので準備が整うまでバーラウンジへ案内されました。イギリススタイルの『ロトンド』、木立に囲まれた優雅な空間です。きっと夏ならもっと緑があるのでしょうけれど、ひっそりとした冬もよい雰囲気。

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ガラス張りの明るくエレガントな雰囲気。お近くに住んでいるらしい高齢の紳士が三人、シャンパン片手に談笑されていました。我々もここではグラスでこちらのシャンパンを・・・。とってもとっても美味しいシャンパンでした!(帰りにパリの空港で発見し、記念に購入してしまいました。)

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ダイニングに案内されるとそこは全く異なる雰囲気の空間です。ランチなのですご~くおしゃれをしなくても大丈夫。近くの席にアメリカの俳優の方がお食事していました。(名前が出てこない~~)

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メニューはコースが2種類とアラカルトが沢山。私はコースで、夫はアラカルトでお願いしました。ここからはお食事の写真をアミューズから始まりいつくか・・・

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ロブスターのカルパッチョとキャビアのサラダ。

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こちらのホタテには秋から冬の名物の黒トリュフが目の前でザクザクスライスされて乗せられていきます。

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テーブル横で彼が上手にサーブしてくれます。そしてチーズ!!!特にこの地方のものを多く扱うようにしているとの事。 そしてチーズに合う木の実やドライフルーツも全てそれぞれに合わせたものを選んで下さいます。くるみ、ナツメ、アンズ、イチジク・・・どれでも合いそうだけど、やはりちゃんと考えてあるらしい・・・。DSC06226

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お料理そしてチーズ、シャンパン、サービス、空間と、どれも本当に感激しました。フランスの食文化の凝縮形を体験したようなひとときでした。

『ル・パルク』の裏側には広大なお庭が広がっています。時間があったらお散歩したかったけど生憎の雨。所々に置かれている鉢植え(トピアリー)がステキですね。

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最後にこちらで30年スーシェフをしている馬田さんと対面。ボワイエのころからいらっしゃいます。

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大変素晴らしいひとときでした。でも読んでいてもお分かりのように、かなり時間をかけたお食事だったため、あ~~~~大聖堂もなにも見る時間がありません!早く駅に行かなくちゃ。そして我々はバタバタとパリへ戻ったのであります。

 

 

 

 

パリでDAFA3の授賞式(その3)

ここフランス国立園芸協会には色々な部門があります。ガーデン部門、バラ専門部門、そしてアールフローラル(アレンジメントなど)・・。今回も見学の方が沢山。全員のデモが終わったら皆さん作品の写真をとりにいらっしゃいます。晴れがましいような、照れくさいような・・・。

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昨年の試験のときにとてもお世話になったベルサイユのニコラ・シメオン先生とも再会できました。『とても良かったわ。頑張ったわね!』とほめて下さり、試験で緊張していた時の事がよみがえり、胸が熱くなりました。

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今回は舞台でのデモンストレーションのほかに、エントランスホールのお花も各自1作品作り展示いたしました。私はフトイという茎が美しい植物と、ガラス管を合わせた作品を・・・。

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沢山のフトイをワイヤーでつなぎ、 様々な形で螺旋状に。そして間に色々な長さのガラス管を配しています。アクセントに春の花の代表であるラナンキュラス・・・。フトイはフランスには無いので日本から持ち込み、ホテルの部屋でほぼ徹夜で作業。珍しいのか、色々なフランス人が質問にきました。何度も何度も見に来る方がいらしたのだけど、何にそんなに興味を持ったのか聞くことができなかったのが後悔・・。

怒涛のような授賞式までの日々でした。デザインが決まらず何度も試行錯誤を繰り返し精神的にも大変だった日本での日々、そして当日を無事に終えるまでの緊張など、思い返せばDAFA3は本当に大変でした。と同時に何事にも代えがたい素晴らしい経験と大きな達成感を得ることができました。同行した夫も「これを終えてのプロフェッサーの資格なんだと実感したよ!」と言っていましたが、本当にそうだと思いました。

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こういうことを体験できたこと、そしてここまで指導して下さった若山先生(右から2人目)、一緒に励ましあった平山先生(左端)岩崎先生(左から2人目)、理解を示してくれた家族、そして温かく迎えて見守ってくださっていた園芸協会の先生方に心から感謝いたします。

また今回花を通して沢山のフランスの方々と知り合うことができました。元会長さんのお言葉ですが、『これがゴールではなく、これからもっともっとアーティストとして勉強していきなさいね』とのこと。彼女達とまた会えるよう、研鑽を続けていこうと思います。

この日はさすがに爆睡~~~!!もう動けません~~~。

その4に続く・・・・

 

 

 

パリでDAFA3の授賞式(その2)

今回は園芸協会のすぐそばのホテルをとりましたので、資材を運んだり、着替えに帰ったりと大変助かりました。時間ギリギリまで丁寧に作業をし、午後からの授賞式に臨みます。

エプロン姿から服を着替えて会場に戻ってきたら、さっきまで作業をしていたホールは見学のお客様や園芸協会の方々で超満員。補助席も出るほどでした。その熱気に一気に緊張が高まります。順番に名前を呼ばれ、農水省の方からお免状をいただきます。

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日本から来た仲間、そしてフランス人の皆さんとも一緒に喜びを分かち合いました。受賞者の家族や先生、友人、生徒さんや見学者の方々から大きな拍手がおくられましたが、それは『よく頑張りました!』という温かな思いに溢れていてとても感激しました。

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そしてこのあと個人の作品のデモンストレーションに移ります。今回はフランス語を教えていただいている大里先生に相談し、始めの挨拶と感謝の言葉をフランス語でスピーチしました。外国人である我々をいつも温かく迎えてくださる園芸協会の方々にも私の感謝の気持ちを伝えたいと思ったからです。

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覆われている紙をはずしながら作品を完成させていきます。全ての紙をはずし作品の全容が見えたときに会場から拍手がわき、ホッとしました。自分の考えや工夫した点など、通訳の方に訳していただきながら作業を進めましたが、緊張もあり思っていることを全ては伝え切れませんでした。もっとこう言えば良かった・・など、今となっては反省点も沢山あります。

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『eclosion (孵化)』という今年のテーマによる私の作品です。

 

その3に続く・・・

 

パリでDAFA3の授賞式!(その1)

みなさん、こんにちは。

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無事にDAFA3の授賞式とデモンストレーションを終え、二日前にパリから帰ってまいりました! (始めて読まれる方のために・・・DAFAとはフランス国立園芸協会が行う資格試験で、1.2.3とあり、3はプロッフェッサーとなります。)

デモ作品のための長い準備期間、難しい作品作りと、私にとっては初めて経験することばかりでしたが、何とか無事に終えることが出来ました。少しずつですが、アップしていきますね。

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到着して翌日の早朝6時、ランジス市場へ花材の仕入れに。エコールの若山先生と埼玉の岩崎先生、大阪の平山先生も一緒です。市場は裏日で花も少なめ。ある中から適切なものを決めていきます。予定していたものがあるとは限らないのでドキドキします。

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私は黄色いガーベラをまず100本。まだまだ他にも仕入れなければ・・・。他の先生方も真剣に必要な花材をさがします。(写真では笑っていますが)

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そして買った資材を抱えて園芸協会へ。いつもながらステキな入り口。いよいよ準備が始まります。授賞式までは限られた時間しかないですし、とても緊張します。会場にはフランス各地からも5名の受賞者がいらして、皆さんそれぞれ作品の準備です。大きな資材を車で運んでいらっしゃいます。日本人は飛行機で運ばなくてはならないので、作品のデザインにも工夫と苦労があります。

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DSC06053大阪の平山先生と。デモ用の作品の前で。食事をする間もなく疲れてますが、励ましあいながら一緒に頑張っています。

その2に続く・・・