慌ただしく過ぎた一月でしたが、月末に少しだけ時間が取れたので夫とともに『越前がに』を食べに初めて福井県の三国へ! ずっと前から行ってみたいと(食べてみたいと?)思っていたのです。
羽田から小松空港まで飛行機。今回久しぶりにANAさんに乗りました。非常用設備の案内?のビデオがなんと歌舞伎バージョンになっていた!これは面白くてしっかり見てしまいました。
小松空港のそばにある『安宅の関』。ここはお能『安宅』や歌舞伎の『勧進帳』の舞台となった場所。知ってはいたけれど実際に来れるなんて感激。義経と弁慶はこんな所まで逃げてきたのかと思うとグッときました。っこを何とか通過して奥州まで行くのですね・・・。
この先に義経と弁慶、富樫の像があります。昨年?市川海老蔵(団十郎)さんが一日限りの『勧進帳』をまさにこの地で行ったそうです。
お宿に行く前に寄った『東尋坊』。サスペンスの舞台によく使われていますが、冬の荒波が寄せるさまはどれだけ見ていても飽きることがありません。本当にダイナミック~~。
今回おじゃました旅館『望洋楼』さん。まさに海際です。沈んでいく夕日を眺めながら入るお風呂もgood! そしてお食事は・・・
のどぐろの蒸し寿司に
ウニと蟹のあんがかかったお芋の一品。そしてこちらの宿で楽しみにしていたのが蟹!
いっぱいはお刺身と焼きガニで、そしてメインの蟹は
じゃーん!1キロある大きな越前ガニをシンプルにゆでたもの。足には三国港で水揚げされた証明の黄色い札と、望洋楼の社長が直接選びましたというタグが付けてあります。ちなみに三国でとれた蟹は皇室献上品となるそうです。いやいや大変上品なお味で感激でした。この後に蟹の釜めしや色々と続きました。
めったにいただけない立派なものをいただき、夫に感謝するとともに家族の健康を願い今年も元気で頑張ることを心に誓った私でした。
翌日は永平寺へ。人里からパキリと遮断されたような空間。冬だから特に人も少なく、修行の地という感じが一層しました。
修行中の雲水さんたち(お坊さん達のこと)は素足です。とてつもなく厳しい規律のもと何年かをこちらで過ごすことの大変さは想像以上のものでしょう。今の若者でも修行に来ようという人たちがいることも感動しました。
長い廊下や階段はピカピカに磨かれています。朝も暗いうちから掃除をする雲水さんたち(写真はNG)。禅の言葉にも少し触れることができ、心がスっとした空間でした。
長々と北陸冬の旅におつきあいくださりありがとうございました。