嵐の様なコンクールまでの日程も全て終わり、帰国前に一日だけオフの日がありました。今回お世話になったマリーリュース先生が、エコールドブッケフランセから来た我々20余名をニース近郊の街とご自身の別荘へ案内してくださることになりました!
先ずは香水の街グラースへ。ここは『フラゴナール』という有名な香水メーカーの工場がある町。工場も見学できるようになっています。沢山の種類のエッセンスのビンが並ぶ様子はさながら化学実験室のよう。そして毎シーズンごとに新しい香りが作り出されるそうです。
見学のあとはおきまりで、ショップでお買い物・・・というコースになります。南仏の素敵な柄のブラウスを着たお姉さんが色々な製品をお試しさせてくれます。どれもエレガントで素晴らしい香りばかりで目移り?してしまいます。
その製品の種類の多さにも驚きましたが、なにより驚いたのは小学生の団体が見学に来ていて、彼らも(当然男の子も!!)楽しそうに子供向けのコロンを選んでいたこと。さすがフランス人。こんな小さな頃から香りに親しむのですね~。おしゃれになるわけです。
グラースの街にはフラゴナールのお店が何軒かあり、この角のお店では工場のお姉さんが着ていたような南仏柄の服やインテリア用品を扱っていました。どれも欲しくなるようなものばかり・・・。
このあとはマリーリュース先生の別荘へ。ご夫婦揃って飛び切りの笑顔で日本から来た我々(しかも大人数!)を歓迎してくださいました。
先生はフォションのケータリングで我々のランチを用意してくださいました。そして沢山のシャンパーニュも!(何本くらい開けていただいたのか・・・申し訳ない)
フォションから届けられたフィンガーフードの数々。フォアグラとサーモンのムースが入ったマカロンやフォションの焼印付きのサンドイッチなど、どれもオシャレなものばかりでした。そしてこの色合わせ・・・。先生も色を合わせたアレンジメントを作ってくださっていました。
フランボワーズのフィンガーサンド等など。素晴らしい~。これをお家で作るのは無理ですね。
ご主人もお優しく、心から我々を歓待してくださり感謝するばかりです。キッチンを少し手伝わせていただきましたが、不慣れな言葉でのやり取りでもとても楽しくコミュニケーションができ、忘れられない思い出になりました。
大きなお家の裏にはこれまた大きなプールあります。プールサイドから眺める景色もフランスの美しい田舎といった感じでとても素敵!ご主人のお父様から受け継がれたとのことですが、本当に優雅な別荘です。
思わずパチリ!
楽しいひと時を有り難うございました。そしてこの後、サンポール・ド・ヴァンスの街で先生方とお別れし、我々はニースへと戻りました。
長かった旅もこれでお仕舞い。荷造りをし、いよいよ明日は日本へ向かいます。沢山の経験をした今回の旅でした。エコールの若山先生、マリーリュース先生、そして仲間にも助けられ、思いがけず銅賞をいただくことも出来ました。次に何が待っているか分からないけれど、恐れずにまた新しいことにチャレンジしていきたいと思います。応援してくださった方々、有り難うございました!
さようなら、コートダジュール! さようなら、重かった資材たち! そしてさようなら、我々の作品!!
モナコの旅の記録もこれで終わりです。長い間お付き合い下さって有り難うございました。