2022年、明けましておめでとうございます。今年が皆様にとって平和で幸せに満ちた年となりますようお祈りいたします。
ナチュールの活動も今年の5月には12年目に入ります!ウィズコロナの時代ではありますが、今年も皆様に楽しんでいただけるようなレッスンをお届けしていきたいと思っております。
どうぞ宜しくお願いいたします。
レッスン日程・・1月13,19,20,21。 2月3,16,17,18。 3月3,16,17,18。
こんにちは。皆さんは『オクラレルカ』という植物をご存じですか?地中海原産のアヤメ科の植物です。日本では沖縄が主な産地で花もあやめに似ています。アレンジでは葉を使うことが多いのですが、今月のナチュールの研究科クラスではこのオクラレルカの葉を土台に使った作品を作りました。
少しインパクトを出したくて、珍しいタイプのラナンキュラスを添えました。最近は珍しいラナンが増えましたね。
生徒さんは時間をかけてオリジナリティー溢れる作品をつくるよういつもチャレンジ。
葉を個性的に扱っての作品ですね。
立体感を出すよう工夫なさった作品。皆さん集中しての濃いレッスンタイムでした。
最後にオクラレルカですがこのような花が咲き、沖縄の大宜味村では3月から4月にかけてが見ごろのようですよ。大人の背丈ほどあるオクラルカの花畑。素敵ですね。(写真は沖縄ちゅらとくさんサイトからお借りしました)
皆様
新年のご挨拶を申し上げます。
昨年からコロナ感染症で不安が続く世の中ですが、お花を通して皆様の心が少しでも平和になり、また幸せを感じていただけますよう、今年も精一杯お手伝いをさせていただきたいと思います。
なお本年のレッスンは1月7日からスタートです。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
レッスンスケジュール:1月・・7,20,21,22。 2月・・4,17,18,19。 3月・・4,17,18,19。
尚体験レッスンも承っています。上記のスケジュールの中で対応しております。体験レッスンフィー6000円。席に限りがありますので、事前に必ずご予約ください。(090-4706-8223。または nature.studio1228@gmail.com までご連絡ください)
皆さまこんにちは。自粛生活でどんなことを考えて過ごしていらっしゃいますか。外出も思うようにいかない今、ともすればメリハリのない日々になりがちですよね。
女性の方はお化粧なさいますか?基本グータラな性格の私は・・・します!これは自分の心のスイッチのようなもので、すればシャキッと行動でき、しないと一日が絶対ダラダラしてしまうのを良く知っているから。(リゾートでは別ですが・・)
ではお花って何でしょう?通常はレッスンがあるので、私の家にはいつもお花があります。でも3月からレッスンが止まっている今・・・。やはりお花を買い、飾りました。
特別なアレンジをするわけでもなく、ただの投げ入れですが、好きな色味で花を選び、花瓶を選んでこざっぱりと活けることで、殺風景だった日常に潤いがうまれるというこの不思議!
今回はバニラカタリナというバラ、そして白い芍薬と黄色いヒマワリ。ソリダゴを添えて活けました。
何だかゴールの見えないマラソンを走っているような、そんな不安な自粛生活。『美しい花』を暮らしの中に取り入れること。それを見ながら暮らすこと。そしてそのお世話をする時間を持つこと。それらが暮らしにメリハリをつけ、心の潤いにとても効果があるのを感じています。
花を選び、飾ってみましょう。1輪から・・・。
皆様、自粛生活が長くなるようですが、いかがお過ごしでしょうか。いつもと違う生活が続き、精神的にも辛いものがありますが、、今日はここで素敵なお話を。
今日5月1日は、フランスでは『ミュゲの日』と言って、愛する人やお世話になっている人などにスズランを贈るという素敵な習慣があり、貰った人には幸運が訪れるといわれています。素敵ですよね。
昨年私はちょうどその日にパリにいたので、色々なところでスズランを見ることができました。
例えば高級デパートのボンマルシェ。レジの近くに手提げ袋に入って・・。何人もの人が手に取って買っていました。上の写真のように、カフェのテーブルにも飾ってありました。そしてお菓子屋さんでも・・
このようにスズランのデコレーション!とても素敵!!
そして我々が食事をした『カフェ・ド・ラペ』でもそれぞれの分としてラッピングされたスズランをくださいました。
とても心温まる習慣です。そしてその日にパリにいられてよかった!
今、世界はコロナの感染拡大で大変な思いをしている人が沢山います。直接お渡しすることはできないけれど、医療現場の方々、スーパーや配送の方、ごみを収集してくださっている方々など、我々のライフラインを守ってくださっている方々にこのスズランを通して感謝を伝えます。また予期せず感染してしまい病と闘っている方々が快癒なさいますように。スズランに思いを込めて・・・。
コロナウイルス。場所によっては感染者が少ないところもあるようですが、東京は収まるどころかまだまだ増えています。少し緩みかけている気持ち。今少し我慢をすることが早い収束につながるならばと思い、ナチュールの4月のレッスンは現在のところ見合わせとさせていただきます。
花が癒しになるって、こんな時だからこそ実感します。市場でチューリップを買って家に飾りました。ただそれだけなのにホッと和みます。『カチンカ』という変わった名前だけど、ほんのりとしたピンクが春らしい。皆さんにお届けしたい気持ちでいっぱいです。
レッスンを待っていてくださる生徒の皆さん、もう少しだけ待っていてください。再開できると判断したら、すぐにお知らせいたします。
先日、生徒のKさんが姪御さんのためにステキなウエディングブーケをお作りになりました。何か月も前からイメージを考えたりレッスンをしたり、姪御さんの幸せを願う気持ちと大切なブーケを作るプレッシャー?がひしひしと伝わってきました。そして完成したのがこちら!!
花嫁様の希望で、真っ白でなく少しクリーム色が入ったブーケです。ご希望に沿うよう、私のほうで色々な色味、形の花材を集め、組み合わせました。微妙なニュアンスがでて素敵です!
そして式に参列なさるご親戚のお嬢様のために、バッグ型のアレンジメント。「こんな感じにしてみては?」とアドバイスさせていただき、このようなチャーミングなバッグが完成しました。
スプレーバラの『クリーミーエデン』とゲーラックスの葉を使い、ハート型のチャーミングなバッグです。しっかりとしたパールの持ち手に、アクセントに小さなパールも。
Kさんから早速お式の時のお写真が届きました。とてもお幸せそうなお二人のお姿です。バッグ型の方は花嫁様がお見送りの際にもお持ちくださったそうです。
お手伝いができ、私もとてもうれしく思いました。お二人の末永いお幸せをお祈りいたします。
毎年年末に、北海道からレッスンに来てくださっている生徒さんのご自宅とクリニックあてにお正月用のアレンジをお送りしています。北海道ではなかなか思うような花が揃わないとのことで、寒いところに明るい花、見る方もとても喜んでくださっているそうです。
各地で迎える新しい年。来年はどんな年になるでしょうか。私はまわりに惑わされることなく、自分のペースでしっかりと歩んでいきたいと思っています。
そして来年はナチュールも10周年を迎えます!どんな年になるのかいまからワクワクしています。
今年も一年無事に終えられたたことを感謝して、本年の業務を終了いたします。生徒の皆様、先生、サポートしてくれた家族。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆様にとって、くる年が素敵な一年でありますように・・・
ナチュール 谷部智子
土曜日は小雨降る寒い一日でしたが、自由が丘にある日仏フローラル芸術協会ではディプロマ認定の試験が行われました。ナチュールからも現在『研究科』と『パリの花クラス』両方にご参加くださっているKさんが受験なさり、無事に合格なさいました!おめでとうございます。
試験内容は、三角形・その他の基本形の課題(写真のようなもの)・クリエイティブ作品の3作品を3時間で完成させるというものです。これはパリで行われるDAFAの試験と同じ内容となっています。Kさんはいつも一生懸命な生徒さん。試験前にお引越しがあったりで大変でしたが、ラストスパートでご自宅でもたくさん練習なさっていました。その成果がでて、評価なさる先生からも大変ほめていただきました。
これは私の日本のディプロマですが、しばらくしたらKさんのものもお手元に届きますので楽しみに待っていてください。
ナチュールでは日仏フローラル芸術協会のディプロマ(規定のディプロマコースを修了した方が対象)や、パリでDAFA(フランス国立園芸協会主催の技能国家検定)の受験などのサポートをいたしております。ご興味のある方はお気軽にお問合せください。
幼いころからの仕舞のお稽古を続けている私、先週の日曜日に私の師である喜多流の能楽師、粟谷明生先生のお能『木賊(とくさ)』を拝見しに国立能楽堂へ行ってきました。
『幼い我が子と生き別れになった翁(老いた父親)が、旅の僧侶らに一夜の宿を貸します。夜、少しお酒が入った翁は子供の事を思い出しては心乱れ、僧侶達の前で子供が着ていた着物や烏帽子を身に着け、心乱れるがまま舞をいます。涙にくれる老いた父。しかしその僧侶一行の中に、かつて生き別れた我が子が・・・』というお話です。
このお能の中で、主人公の翁はトクサを刈っているという設定。実際にパンフレットの後ろの写真のようにトクサをもって登場します。
お能では本物のトクサを使ってこうした小道具を作り使用します。花の仕事をしているご縁で、今回私がトクサをご用意させていただきました。納め損ないをするわけにはいかないので、だいぶ前から仲卸さんにお願いしていたのですが、
「いいトクサを作る生産者さんが高齢のために辞めてしまったんですよ。息子さんは跡を継がないので、ほかの生産者さんの中で良いトクサを探します・・・」とのこと。これまではピカイチのトクサが市場で手に入ったのですが、それはもう二度と手に入らないとの事。
枝物や葉ものは地味で、ものによっては手がかかるので、若い人はやりたがらないのだそうです。以前ツゲの長いものを探したことがありましたが、やはり生産者さんがご高齢のため辞めてしまい、もう二度と手に入らないと言われました。
少し前までは当たり前のように手に入っていたものが、後継者不足のために静かに、けれどどんどん消えていっているという現実・・。じっくり周りを見てみると、皆さんの周りでもそういうことが静かに進んでいるのではないでしょうか。