フランススタイルを学ぶフラワースクール NATURE(ナチュール)  大森駅から徒歩6分!パリスタイルのアレンジメントを基礎から学べます。DAFAやフランススタイルのディプロマ取得も。品川や目黒、川崎からも便利! 

大森のフラワースクール NATURE(ナチュール)では日仏フローラル芸術協会の認定講師によりオシャレでシックなパリスタイルのフラワーアレンジが学べます。


10月

華やかな秋!!

ベルギー、そしてパリでたくさん刺激を受け、また今月も気持ちを新たにナチュールのレッスンが進んでいます。今月の『パリの花クラス』では大人の華やかな秋!といったテーマでレッスンをしています。甘くて可愛いだけでなく、やはり大人はシックな華やかさが欲しいところ。あなたの秋は、どんな色でしょう!?

DSC01695レッスンではテーブルの上も何ともゴージャス!ダリアを中心に、秋の色満載です!

2時間のレッスンを終え、生徒の皆さんの作品も完成。ご紹介しましょう。

DSC01698 - コピーこちらの方は濃茶の花器を使われています。花器によってもイメージは少し変わりますね。今パリのお花屋さん、そしてベルギーの展覧会を見ても、固まりとポンポン…といったように、高低差をつけてチャーミングに仕上げた作品がよく目に留まります。今回はフジバカマをあえて高く入れて作品全体にリズムが生まれるようにしてみました。皆さん気に入ってくださったでしょうか。

今月は17,18,19日にも同じ作品をレッスンいたします。ご興味ある方はnature.studio1228@gmail.com または090-4706-8223 ヤベ宛、14日昼までにご連絡ください。体験レッスンも承っています。(お席には限りがあります。満席の場合はご了承ください)

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ベルギー研修 その4

今回はベルギーからパリに移動して帰国の予定。短い時間ですがパリでもたくさん刺激を受けましょう!

DSC01620どしゃ降り続きだったベルギーとはうって変わってパリは晴天。久しぶりの青空です。きれいなプランタンデパートの建物。歩いてジャックマール・アンドレ美術館へ。行く道の途中で素敵な花屋さんを発見!

DSC01641何ともお洒落な店内です。

DSC01639壁の色や置いてある花、花器などの色合いが何とも言えません。素敵なガラス器があったので購入。重いですが頑張って持ち歩きますよ!

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ジャックマール・アンドレ美術館。ラッキー!ちょうどカラバッジオの展覧会が始まっていました。1時間近く並んだけれど見る価値のあるものでした。

DSC01649この美術館は19世紀に建てられた邸宅。ご夫妻が収集した美術品で溢れています。どのお部屋も素晴らしい装飾で当時のブルジョワジーの暮らしぶりが伺えます。

DSC01654庶民には考えられないほど贅沢なつくりのサンルーム。冬でもあたたかな日差しが取り込めるようになっていますが、床のデザインも何と凝っていることでしょう。カラバッジオの展覧会だけでなく邸宅そのものにも圧倒されました。

最後に仲間の先生といつものようにカキを食べて旅を振り返ります。行くのは左岸マビロンの駅のそばにある『huitrerie Regis』。一年中カキを食べることができます(生カキと白ワインだけしかありません)。とても小さなお店ですが、カキ好きの方にはオススメです!

DSC0165924個の生ガキを2人でペロリといただきました。

今回は移動も多く本当に忙しい旅でしたが、実り多きものとなりました。我々日本人には思いつかないような作品に対する感覚は、やはり現地に行かないと感じることができないものでもありました。学んだことをまたレッスンで皆様に還元していきたいですし、私自身の作品作りにも大いに生かしていきたいと強く感じました。

ベルギー研修 その3

今回のもう一つのミッション。それはベルギー人の有名なフラワーアーティストであるダニエル・オストさんのレッスンを受けること。オストの工房はアントワープからやはり電車で・・・。このアントワープという駅は世界で一番美しいといわれる駅舎。クラシカルな建物と幾何学的な窓や天井のデザインなど、ほれぼれします。機能性だけでなく美が共存している。日本にも学んでもらいたいところです。

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併設されているカフェも素敵~。けれど立ち寄る時間なく覗くだけで残念。

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サンニコラスにあるオストの工房。シックな色合いのお店です。今日はここで一日レッスン!

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その日は店内装飾の変更中で、お店にそんなにお花はないのだとお弟子のマルコさん。それでも十分素敵な色合い。

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何気ないガラス瓶たちも絵になります。 さて我々はいくつかの作品のデモを拝見した後、午後は制作に移ります。

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背の高くない私には少し高めの作業台。スチールグラスをたくさん使う作品に挑戦中。緻密な作業が特徴のオストさんの作品。手を痛めておられるので今回はマルコさんが直接指導をしてくださいました。

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こちらが完成した作品です。珍しい色合いのバンダの花を添えて・・。とても手間のかかるものでしたが、緻密に作ってこそ美しさにつながると実感。一日立ちっぱなしでヘトヘトでしたが最後にケーキでホッと一息~。癒されました。

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ほかにもこんな素敵な作品も・・・。

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勉強になることの多い、貴重な時間でした。お庭もオストさんが手入れをなさっているそうで、この写真のように雰囲気のある素敵な空間でした。

ベルギー研修 その2

会場のアルテン・ビーゼン城。こちらのお部屋にはいつもパリでお世話になるMOFジャック・カスタニエ先生と園芸学校の生徒さんとの作品が。今回は私の師である若山先生もお手伝いに入られ、総勢17名で3日かかりで作った作品だそうです。展覧会のテーマ『根』が、チューブと白いネリネの花と共に近未来的なイメージで表現されていました。

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いつもお優しいカスタニエさん。

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こちらはレリーフの天井と美しいブルーの壁の部屋の作品。下からの照明も効果的でとてもロマンティック。床にはナチュラルに枯草が敷き詰められているのですよ。シャンデリアともぴったりでした。作品に合わせた音楽もかかっています。

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また別の部屋には・・こちらもゴージャス。一体どれだけの花材を使っているのでしょう。

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かと思えばこんなキュートな作品も!これも全て植物でできています。靴コーナーにはまだまだ沢山の作品が。日本では想像がつかない企画ですよね。

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内外の会場の展示作品だけでなく、この日は帽子コンクールも開催されていました。幅広い年齢の方々が個性あふれるお手製の植物でできた作品をかぶっています。


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こちらはモスでできた何とイグアナ!!とてもリアルでチャーミング!

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外の作品も面白いものばかり。これはよく見るとグロリオサの花と共にキュウリやえんどう豆がアレンジされています!子雨が降ったりやんだりでしたが、午後には晴れ間が出てきました。

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沢山の感動、多くの刺激を受けた展示会でした。参加した仲間と良き一日に乾杯!!

さあ、そして我々は今度は翌日のミッションのためにアントワープまで電車で移動します。直行?いえいえそんなものはありません。時間通りに来ない電車とにらめっこしながら、乗り換えで・・・です。寝過ごしたら大変なことになりそうです。

 

ベルギー研修 その1

こんにちは。先日『Fleuramour』というフラワーイベントを見学しに、ベルギーに行ってまいりました。まずはブリュッセルまで飛行機で。到着後は翌日からのハードスケジュールに備えてグランプラスで栄養補給。フランスとは違う街並みに感動。なんて美しいのでしょう!

cベルギーといえばビールやチョコレートが有名ですが、ムール貝も名物。バケツ一杯に出てきます。こんな感じで。

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さて、翌日は早朝から電車とバスを乗り継いで1時間半ほど、ようやく会場のアルテン・ビーゼン城に到着!あいにくのお天気でしたが素敵なお城でわくわくです。

ここではベルギーだけでなく近隣諸国から100以上のアーティスト及びアーティストグループが参加し、普段見られないような大作がお城の部屋やお庭、教会に飾られ、また各所で様々なワークショップが行われたりします。

DSC01177これはお城のほんの一部。奥には別の建物や教会、中庭など、とても広い敷地です。

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お城の堀にもフローティングの作品が浮かんでいます。メインの建物に続く橋の欄干、そして建物の入り口にも勿論統一された作品が。

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お城の教会の入り口には巨大なアレンジ・・・。グリーンも花も全て生で作ってあります。これは若いお嬢さんたちのグループがクレーンに乗りながら作っていたと聞きました。一体どれだけの花が要るのでしょうね。

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圧巻だったのはこちらの作品!巨大なキノコのような作品です。(周囲に人がいるので大きさがわかると思います) 上の笠のような部分は本物の枯葉が丁寧に貼り付けられ、ロープを伝ってグロリオサの花が飾られています。足元はすべて真紅のバラ・・・。また周囲のひもを伝って雨だれが落ちてきます。そして雨だれは・・・

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周囲の堀にポタポタと音を立てて落ちていくのです。これがまた美しい音で、出来上がった作品と一体感を醸し出していることに驚きました!

この作品は大きなクレーンで釣り上げて作ったそうです。一体準備にどのくらいかかったのかと思うと作者に敬意を表すしかありません。

その2に続く・・・