先日桜の花の残る中、六本木の国立新美術館で開かれている『ルネ・マグリット展』に行ってきました。名残の桜にガラスの建築がとてもきれいな日でした。
ルネ・マグリットは20世紀に活躍したベルギーのシュールレアリスムの画家。『思考を形で表現した』というルネ・マグリットワールドは、不思議な魅力がいっぱいで、見る者に様々な感想をもたらします。
中でも私が好きな作品がこれ。『光の帝国2』です。
ひと目見ただけでは何の不思議も感じないのですが、これは青空と夜の景色が同じ空間の中に存在しています。そう言われてみれば何だか不思議ですよね~。これこそシュルレアリスムが目指していた「夢と現実の矛盾した状態の肯定」ということだそうですが、難しいことはともかく、何だかステキだな・・・。(実物はもっと光がきれいですよ)
他にもこんな作品も。沢山の紳士が空に浮かんでいます。何を表現したかったんだろう???と思いながら、その自由な発想や色使いの美しさにう~んと唸りながら見てしまいました。
不思議ワールドのお隣では『ルーブル展』も開催されています。フェルメールなども来ていて随分テイストが違いますが、両方楽しんでみるのも良いかも。
会期は6月29日まで。六本木の国立新美術館で開催中です~。