今日は朝からまるまる一日レッスン。昨年日本にもいらしたジャック・カスタニエ氏のレッスンです。カスタニエ氏はフランスの文化の最もすぐれた継承者に与えられる『MOF(国家最優秀職人賞)』という肩書きをお持ちのすごい方。パリ市内でお花屋さんを経営していますが、色々な学校などで指導をしたり、海外でデモンストレーションをなさったりととてもお忙しい方。
彼のショップ『Art et vegetal』では黒と黄色のテーマカラーでハロウィーン風のデコレーションが施されていました。でもお店先はとてもナチュラルな雰囲気・・・
お店からすぐの会場で早速レッスンの開始。カスタニエさんのデモを見たあと早速制作開始。参加者は日本で生徒さんに教えている方DAFA3保持者ばかりなので、作業はみなさんとても早くて上手。一つ目は土台を使った長方形のブーケ。
ひとりでは抱えきれないほどの大きさのブーケを作るのはかなりの技術と体力を必要としました。それでも何とか完成に至り、、、。
お腹も空いてきました。そうしたら今回カスタニエさんがサプライズでご自宅に我々を昼食に招待してくださったのです!!それが大変素晴らしい空間。
アパルトマンの最上階。前の晩から準備して驚かせようとしてくださったそうで、完璧なテーブルセッティングです。ハランとほうずきのアレンジやテーブル上のバラの花びら、そして秋にあわせてカボチャや木の実、キャンドルなどが美しく飾られ、全てがジャック・カスタニエという人の美意識によって創りだされた空間でした。
黒服のバトラーがシャンパンとカナッペのアペタイザーをサーブしてくださり、ランチタイムの始まり。この日はウサギのお肉料理に始まり、チーズやデザートまで、大変美味しいお食事でした。
フランスには『Art de Vivre(アールドビーブル)』という言葉があり、日本語で『生活の中の芸術』とか美しい暮らしなどと訳されますが、カスタニエさんの暮らしは文字通り『Art de Vivre』だと感じました。
さて、夢の空間からお暇して、午後もレッスンですよ!大作が続きます。
透明のメディシスを使った、パーティー用の装花。大作でしたがスピードも速く完成させることが出来ました。最後にディプロマいただきます。大作を2つ、そして夢のようなランチと、怒涛の一日でした。体力を使い果たし、持ちきれない荷物と共にタクシーで帰宅。そのまま倒れこみました・・・。
大変お優しいカスタニエさん、有り難うございました。
*カスタニエさんのお家のトナカイです。