ここフランス国立園芸協会には色々な部門があります。ガーデン部門、バラ専門部門、そしてアールフローラル(アレンジメントなど)・・。今回も見学の方が沢山。全員のデモが終わったら皆さん作品の写真をとりにいらっしゃいます。晴れがましいような、照れくさいような・・・。
昨年の試験のときにとてもお世話になったベルサイユのニコラ・シメオン先生とも再会できました。『とても良かったわ。頑張ったわね!』とほめて下さり、試験で緊張していた時の事がよみがえり、胸が熱くなりました。
今回は舞台でのデモンストレーションのほかに、エントランスホールのお花も各自1作品作り展示いたしました。私はフトイという茎が美しい植物と、ガラス管を合わせた作品を・・・。
沢山のフトイをワイヤーでつなぎ、 様々な形で螺旋状に。そして間に色々な長さのガラス管を配しています。アクセントに春の花の代表であるラナンキュラス・・・。フトイはフランスには無いので日本から持ち込み、ホテルの部屋でほぼ徹夜で作業。珍しいのか、色々なフランス人が質問にきました。何度も何度も見に来る方がいらしたのだけど、何にそんなに興味を持ったのか聞くことができなかったのが後悔・・。
怒涛のような授賞式までの日々でした。デザインが決まらず何度も試行錯誤を繰り返し精神的にも大変だった日本での日々、そして当日を無事に終えるまでの緊張など、思い返せばDAFA3は本当に大変でした。と同時に何事にも代えがたい素晴らしい経験と大きな達成感を得ることができました。同行した夫も「これを終えてのプロフェッサーの資格なんだと実感したよ!」と言っていましたが、本当にそうだと思いました。
こういうことを体験できたこと、そしてここまで指導して下さった若山先生(右から2人目)、一緒に励ましあった平山先生(左端)岩崎先生(左から2人目)、理解を示してくれた家族、そして温かく迎えて見守ってくださっていた園芸協会の先生方に心から感謝いたします。
また今回花を通して沢山のフランスの方々と知り合うことができました。元会長さんのお言葉ですが、『これがゴールではなく、これからもっともっとアーティストとして勉強していきなさいね』とのこと。彼女達とまた会えるよう、研鑽を続けていこうと思います。
この日はさすがに爆睡~~~!!もう動けません~~~。
その4に続く・・・・