今回は園芸協会のすぐそばのホテルをとりましたので、資材を運んだり、着替えに帰ったりと大変助かりました。時間ギリギリまで丁寧に作業をし、午後からの授賞式に臨みます。
エプロン姿から服を着替えて会場に戻ってきたら、さっきまで作業をしていたホールは見学のお客様や園芸協会の方々で超満員。補助席も出るほどでした。その熱気に一気に緊張が高まります。順番に名前を呼ばれ、農水省の方からお免状をいただきます。
日本から来た仲間、そしてフランス人の皆さんとも一緒に喜びを分かち合いました。受賞者の家族や先生、友人、生徒さんや見学者の方々から大きな拍手がおくられましたが、それは『よく頑張りました!』という温かな思いに溢れていてとても感激しました。
そしてこのあと個人の作品のデモンストレーションに移ります。今回はフランス語を教えていただいている大里先生に相談し、始めの挨拶と感謝の言葉をフランス語でスピーチしました。外国人である我々をいつも温かく迎えてくださる園芸協会の方々にも私の感謝の気持ちを伝えたいと思ったからです。
覆われている紙をはずしながら作品を完成させていきます。全ての紙をはずし作品の全容が見えたときに会場から拍手がわき、ホッとしました。自分の考えや工夫した点など、通訳の方に訳していただきながら作業を進めましたが、緊張もあり思っていることを全ては伝え切れませんでした。もっとこう言えば良かった・・など、今となっては反省点も沢山あります。
『eclosion (孵化)』という今年のテーマによる私の作品です。
その3に続く・・・