フランススタイルを学ぶフラワースクール NATURE(ナチュール)  大森駅から徒歩6分!パリスタイルのアレンジメントを基礎から学べます。DAFAやフランススタイルのディプロマ取得も。品川や目黒、川崎からも便利! 

大森のフラワースクール NATURE(ナチュール)では日仏フローラル芸術協会の認定講師によりオシャレでシックなパリスタイルのフラワーアレンジが学べます。


パリの事

ミュゲの日・・スズランを贈る日

皆様、自粛生活が長くなるようですが、いかがお過ごしでしょうか。いつもと違う生活が続き、精神的にも辛いものがありますが、、今日はここで素敵なお話を。

 

今日5月1日は、フランスでは『ミュゲの日』と言って、愛する人やお世話になっている人などにスズランを贈るという素敵な習慣があり、貰った人には幸運が訪れるといわれています。素敵ですよね。

昨年私はちょうどその日にパリにいたので、色々なところでスズランを見ることができました。

例えば高級デパートのボンマルシェ。レジの近くに手提げ袋に入って・・。何人もの人が手に取って買っていました。上の写真のように、カフェのテーブルにも飾ってありました。そしてお菓子屋さんでも・・このようにスズランのデコレーション!とても素敵!!

そして我々が食事をした『カフェ・ド・ラペ』でもそれぞれの分としてラッピングされたスズランをくださいました。

とても心温まる習慣です。そしてその日にパリにいられてよかった!

今、世界はコロナの感染拡大で大変な思いをしている人が沢山います。直接お渡しすることはできないけれど、医療現場の方々、スーパーや配送の方、ごみを収集してくださっている方々など、我々のライフラインを守ってくださっている方々にこのスズランを通して感謝を伝えます。また予期せず感染してしまい病と闘っている方々が快癒なさいますように。スズランに思いを込めて・・・。

 

私の作品がフランスのカレンダーに!

 

皆様こんにちは。先日パリに行ってらした私のお花の先生が「谷部さんにお土産よ!」と仰るので何かと思ったら、なんと!!

『フランス国立園芸協会』の2019年のカレンダー、そして7月に私の作品が載っているではないですか!ちゃんと名前付きです。

反対側には作品全体が、、、

カレンダーはこのような感じで

裏には12か月の作品がのっています・・・

本当に驚き、そして大変光栄なことで感激でした。

これは2015年に私がフランスの花の技能試験であるDAFA3(プロフェッサー&デモンストレーターとしての認定)を取り、パリで行われた授賞式の時に作った作品の一つ。会場のロビーに展示したものです。

フトイとラナンキュラス、そして間にガラス管を使って花や茎が透けるようにしたいと思って作った作品です。ガラス管は太さにこだわっていたのでオーダーで作りました。展示まで時間が限られていたので、パリに到着してからもずっと徹夜で作業をしたものです。

授賞式はフランス各地から多くの見学者がいらして、ホールは満員。フランス農水省の方から賞状を頂いた後、受賞者が一人ずつ自分のメイン作品をデモンストレーションします。何か月も前からデザインを考え、何度も試作を繰り返して臨んだことを思い出します。

全員の発表が終わったら観客の人々が写真を撮ったり、作者に質問に来たり。カレンダーになった私の作品も沢山の人が「大好きだわ」と言ってくださいました。FIGARO誌の取材も入り、本当に熱気あふれる授賞式でした。

カレンダーを見つけてきてくださった先生と、作品を選んでくださった国立園芸協会の方に心から感謝です。とても大きな励みになりました。

『ODORANTES』のお二人と遭遇

先日、寝ぼけ眼で大田市場に仕入れに行きましたら、おや、どこかでお見かけしたことのある方々・・・・。そう、かつてレッスンに伺ったパリはサンジュエルマン・デプレにある有名なフローリスト 『オドラント』のアーティストのお二人、エマニュエルとクリストフでした。

IMG_2648伊勢丹でデモンストレーションとレッスンのイベントのための来日とのこと。私は自身の仕事のため拝見することはかないませんでしたが、レッスンに行ったことがあるとお話したらとても喜んでくださいました。

これはその時の写真・・・

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お店の前で。あれ、同じコートを着ている??

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独特のムードをもったお店。飾ってある花も素敵です。

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その時にレッスンした作品。18世紀の絵画をイメージして作るというテーマでした。ロココ期のフラゴナールのことを言っていたと記憶しています。

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そしてその時も通訳などでお世話になったようこさん。今回も一緒に来日なさっていました。

またパリに行ったときはあの独特の世界観に触れてみたいと思いました。皆さんも機会があれば是非。

『ODORANTES』 9Rue Madamu,75006 Paris,France

 

ベルギー研修 その4

今回はベルギーからパリに移動して帰国の予定。短い時間ですがパリでもたくさん刺激を受けましょう!

DSC01620どしゃ降り続きだったベルギーとはうって変わってパリは晴天。久しぶりの青空です。きれいなプランタンデパートの建物。歩いてジャックマール・アンドレ美術館へ。行く道の途中で素敵な花屋さんを発見!

DSC01641何ともお洒落な店内です。

DSC01639壁の色や置いてある花、花器などの色合いが何とも言えません。素敵なガラス器があったので購入。重いですが頑張って持ち歩きますよ!

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ジャックマール・アンドレ美術館。ラッキー!ちょうどカラバッジオの展覧会が始まっていました。1時間近く並んだけれど見る価値のあるものでした。

DSC01649この美術館は19世紀に建てられた邸宅。ご夫妻が収集した美術品で溢れています。どのお部屋も素晴らしい装飾で当時のブルジョワジーの暮らしぶりが伺えます。

DSC01654庶民には考えられないほど贅沢なつくりのサンルーム。冬でもあたたかな日差しが取り込めるようになっていますが、床のデザインも何と凝っていることでしょう。カラバッジオの展覧会だけでなく邸宅そのものにも圧倒されました。

最後に仲間の先生といつものようにカキを食べて旅を振り返ります。行くのは左岸マビロンの駅のそばにある『huitrerie Regis』。一年中カキを食べることができます(生カキと白ワインだけしかありません)。とても小さなお店ですが、カキ好きの方にはオススメです!

DSC0165924個の生ガキを2人でペロリといただきました。

今回は移動も多く本当に忙しい旅でしたが、実り多きものとなりました。我々日本人には思いつかないような作品に対する感覚は、やはり現地に行かないと感じることができないものでもありました。学んだことをまたレッスンで皆様に還元していきたいですし、私自身の作品作りにも大いに生かしていきたいと強く感じました。

春のブーケ!!

今年もナチュールは元気にレッスンをスタートさせています。皆様この一年も宜しくお願いいたします。

今月の『パリの花クラス』では以前私自身がパリで受けたレッスンにヒントを得、生徒の皆さんにそのエッセンスをお伝えしながら一足先に春を感じていただけるようなブーケをレッスン。春気分満載の花材、どっさり市場から仕入れてまいりましたよ。

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レッスンが始まる前はこんな感じで部屋中お花が溢れています。一人分ずつバケツに分けて生徒さんがいらっしゃるのをお待ちしています。ダリア、バラ、スイトピー、ミモザ、ユーカリ、ブプレ、ユキヤナギ、そのほかまだまだあります。とってもいい香り~。

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ブーケを作るときは、先ずは花材を下処理してきれいに並べましょう。見ているだけでもワクワク。そしてハッピーになりますね。

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皆さん手が疲れる~とおっしゃりながら、真剣な眼差しでお花や枝をスパイラルに組んでいきます。それぞれの花材の個性がいきる様に組み方も工夫しましょう。だんだん重くなってくるけれどがんばりましょう!

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沢山の種類の花々が一つになり、こんな素敵な作品が完成しました。華奢な草花が甘い空気をまとっています。

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生徒さんの手でけっこう握られていた力作ブーケたち。お家に帰るまでバケツの中でしばし休憩し、シャキーンと力を取り戻します。これは一部ですが、それでもかなりの迫力ですね。フランススタイルのブーケは自立するように枝をカットするので、花瓶はもちろんの事、水を張ったお皿に飾ることも出来るのです。どうぞ素敵な春をお楽しみください。

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ナチュールはフランススタイルのお花の教室です。季節にあった様々なデザインをレッスンしています。月1回花を楽しむ『パリの花クラス』、基礎から今主流のモダンスタイルまで学び資格取得もできる『ディプロマコース』を展開。体験レッスンも随時行っています。お気軽にメール(nature.studio1228@gmail.com) またはお電話(090-4706-8223 ヤベ)でご予約下さい。

体験レッスン可能日:3月1,14,15,16  4月5,18,19,20(上記以外でも3人以上集まればご希望の日にレッスンの開講可能です。ご相談ください。なお講師の都合により2月の通常レッスンはお休みさせていただきます。体験レッスンのご相談はお受けいたします。)

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市場の花が美しい作品になる・・・

皆様こんにちは。11月になり今年も残り2ヶ月・・・と思うと気が急きますが、そこはグッとこらえて秋を楽しみましょう。

私が毎回足を運ぶ大田市場にも秋の花が沢山。考えていたデザインのイメージに合う花材をあちこちの仲卸さんを回って仕入れます。同じ花でも微妙に色が違うので、そこは私、こだわります!買い求めるのは1種類というわけではないので、全部が組み合わさった時のイメージもとても大切! 単体では地味な花でも集団の中でとても味わい深く輝き、絶対に必要な花もあるのです。

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沢山の種類が揃いました。奥にあるのはコナラの木です。これらがレッスンを経てどのような作品になっていくのでしょうか・・・。

レッスンでは先ず私がデモンストレーションをし、実際に作品を作ってお見せします。そしてそのあと生徒の皆さんが各自の作品制作に取り掛かります。レッスンはいつもワイワイにぎやか。でもカメラを向けたら真剣な表情に!?

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そしてそれぞれの作品が完成しました。

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リング型のバスケットにアレンジした作品。パッと見ではわかりませんが実はた~くさんの花材が入っています。それらが集まってこそこの雰囲気を作り出すことができるのです・・・。華やかで趣深い秋のアレンジです。

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ナチュールではフランススタイルのアレンジメントをお教えしています。基礎からしっかり実力をつけられクラシックからモダンスタイルまで学べる『ディプロマコース』、月1回季節のアレンジを楽しみながら学ぶ『パリの花クラス』。ご興味が湧いたら先ずはナチュールの雰囲気をお気軽に体験してみてください。

*体験レッスン:2時間ほどで1作品をレッスンいたします。ご予約が必要ですのでメールnature.studio1228@gmail.com またはお電話090-4706-8223 ヤベまで、参加希望日の5日前までにご連絡ください。

*体験可能日:11月15,16,17日。 12月7,9、20,21,22日

*体験レッスンフィー:5,400円(講習費、資材等、税込)

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パリに勉強に行ってきました②

パリ7区。Rue duBac にある国立園芸協会。これまで幾度となくこの門をくぐり様々な試験を受けてきました・・・。

IMG_7814今回はプロフェッサーの資格を持った人々が集まり、審査員資格を得るための様々な課題に挑戦するという機会でした。クラシック作品や与えられたテーマによって作られたコンクール作品の評価などなど・・・とても難しい課題ばかりでした。花だけでなく様々なジャンルの芸術を理解しなくてはいけないのだなあということも実感。まだまだ勉強が必要です・・・。でも国立園芸協会(SNHF)と長く関わることでそこで知り合ったフランス人の友人との交流を深めることも出来ました。お花と関わって自分の世界がどんどん広がったこと、とても幸せです。

パリにきてスケジュールが合えば必ずするのかパリオペラ座のバレエを観る事!!今回も行きましたよ。

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夜、ライトアップされたオペラガルニエ。バレエという一つの世界の頂点に立つために団員たちがこの建物の中のお稽古場で日々レッスンを重ねています、その結晶が我々の観る舞台。だからこの建物を見ると私はとても勇気をもらうのです。

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オペラガルニエの内部の客席はクラシカルでとても美しく、天井の絵はシャガールです。(オペラバスティーユは近代的です) また休憩時間は絢爛豪華なロビーでシャンパンなどがいただけます。昼間の見学とはちょっと雰囲気が違うのでご紹介~。テラスに出ると風が気持ちよく、オペラ通りがよく見えます。

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日本とは違い、カップルで舞台を観に来ている人がとても多いことにも驚きます。

パリ滞在中は素晴らしい装花や街中の美しい花のデザインを見る機会も出来るだけ持つようにしています。先ずお邪魔したのはホテルドクリヨンのサロンの装花。沢山のデンファレとビバーナムが真っ黒に塗られた木の枝にアレンジされています。華やかですね~。ここだけでなく館内が同じ花のトーンで統一されていてとても美しかったです。

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またサンジェルマンデプレのプチホテルの窓辺にはこんな可憐なアレンジメントが飾られていました・・・(ガラス越しの写真でごめんなさい)。さりげない美しさですよね。

IMG_7886 - コピー (2)このようにパリは街を歩いているだけで多くの発見があります。緊張したりハッピーになったり、感激したり、4泊6日の忙しい日程でしたが、充実した時間でした。そして最終日のランチには迷わずこれを!!

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だいすきな牡蠣を食べて全て完了。また頑張りま~す!!お世話になった皆様、有り難う。

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パリに勉強に行ってきました①

先週の火曜日から日曜まで再びパリに勉強に行ってきました。10月、パリの国立園芸協会ではDAFA2(技能試験)が行われていたり、また我々プロフェッサーのためには審査する眼を養う勉強会や審査会が行われたりします。

せっかくのパリ、そして今回は時間も限られているので審査会まで有効に過ごさなければもったいない!!というわけで着いた翌日の早朝から久しぶりにルーブルへ行きました。絵や彫刻もゆっく鑑賞したいですものね。

タップリとルーブルを堪能した後は、美術館内の美しい回廊でお昼を。ルーブルはもともと宮殿なので、回廊も室内の席もとても雰囲気があります。

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さて午後は日本から連絡を取り合っていた1区にある『Vertumne』というフラワーショップに行きます。ここのオーナー、クラリスさんにレッスンをお願いしました。

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Vertumneは前にも一度お邪魔したことがあり、店内やオーナーのクラリスさんの醸し出す雰囲気が印象的だなあと記憶に残っていました。雲を背景に素敵なお花が所狭しと並んでいます。

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沢山の花を使ってブーケのレッスン。日本ではあまり見たことがない『黒ほうずき』なども使いアクセントに。片手ではとても扱いきれない大きさですが、それでもブーケを組むための彼女流のコツを聞きながら・・・。重くて重くて・・それはそれは大変でした。

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色々アドバイスをいただきながら、また我々もプロとして色々と質問をしながら楽しくレッスン~。完成したらお店の前でパチリ!

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『Maison Vertumne Paris』12 rue de la Sourdiere,Paris    ℡ +33 1 42 86 06 76

 

 

パリへ ⑤ マリーリュース先生のレッスン

審査員模試の翌日、、、何だか体中に疲れが残っているのだけど、今日はボルドーからいらしているマリーリュース先生のレッスンが午前中にあります。今日も移動時間が長いからしっかり食べていかなきゃ・・・。今回見つけたアパートメントホテル近くのカフェ。『Paris London』。不思議な名前だけど、居心地がいい。

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マドレーヌ寺院の脇で朝7時からやっていて、簡単だけど美味しい朝食がのんびりといただける。

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オレンジジュースにクロワッサンかタルティーヌ、そして好きな温かい飲み物が朝のセット、、、。10月のパリの朝は何だか寒くてまだ薄暗いのだけど、ここでカフェクレームを飲んでクロワッサンを食べていると何だかホッとする。人気が有る理由がわかる気がする。

さて、メトロに乗って今日は『パスツール』という駅へ。ご存知細菌学の研究で有名なパスツール研究所のある駅です。こんな駅に来ることがあるなんて・・・ある意味感激。この駅の近くでレッスンを行います。

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駅のそばは美しい秋の街並み。パリはどこをとっても絵になりますね。さてレッスンではマリーリュース先生の美しい作品のデモを何作品か拝見します。色々なアイディアがステキでした。

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それから我々はティファ(ガマの葉)を使って小品を作りました。

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あっという間にお昼の時間~!片づけをしたあと先生も一緒に『エミール・ゾラ』という駅の近くにある『Retaurant  Le Pario』というお店へ昼食を食べにいきました。

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ビストロとの事ですが、出てくるお料理はビストロの域を完全に超えた、素晴らしい物ばかり。なのにお値段はビストロ値段!

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このスズキも、お魚は勿論の事、下に敷いてあるお野菜たちが素晴らしく美味しくて驚きました。場所はエッフェル塔近くのエリアです。

『Restaurant Le Pario』

54 Avenue Emile Zola, 75015 Paris       +33-1-45-77-28-82

ホテルに着いたらもう夕方・・・。バタンと倒れこむ。明日はもう帰国。

 

パリへ ④ 旅の目的

今回の旅の目的・・・審査員試験のための模擬試験。フランス国立園芸協会では何年かに一度、『審査員資格試験』というものが行われます。DAFAの審査やコンクールの審査などをおこなえる資格です。今年はその模擬試験が行われました。DAFA3を取得したプロフェッサー以上の人に参加資格があります。

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準備用のテキスト・・・フランススタイルとはどうあるべきかなどなど、日本で事前に勉強するもののどんな試験形式なのか???

当日は2年近く前に一緒にDAFA3の授賞式に参加したエミリーやその他の方々もいらしていて、久しぶりにお喋りしました。試験の内容については詳しくは申し上げられませんが、フランス人と一緒に作品について意見を交換したり、自分の考えを述べたり、とにかく大変勉強になった一日でした。模試の結果は思いがけず良かったのでホッとしましたが、あくまでも模試。これからも花はもちろん様々な芸術にも触れながら見る目を磨いていかなくては・・・と思いました。

それにしても緊張と長時間の試験でとっても疲れた~。ほんとにグッタリでした。

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