フランススタイルを学ぶフラワースクール NATURE(ナチュール)  大森駅から徒歩6分!パリスタイルのアレンジメントを基礎から学べます。DAFAやフランススタイルのディプロマ取得も。品川や目黒、川崎からも便利! 

大森のフラワースクール NATURE(ナチュール)では日仏フローラル芸術協会の認定講師によりオシャレでシックなパリスタイルのフラワーアレンジが学べます。


パリの事

パリへ ③ カスタニエさんのレッスン

今日は朝からまるまる一日レッスン。昨年日本にもいらしたジャック・カスタニエ氏のレッスンです。カスタニエ氏はフランスの文化の最もすぐれた継承者に与えられる『MOF(国家最優秀職人賞)』という肩書きをお持ちのすごい方。パリ市内でお花屋さんを経営していますが、色々な学校などで指導をしたり、海外でデモンストレーションをなさったりととてもお忙しい方。

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彼のショップ『Art et vegetal』では黒と黄色のテーマカラーでハロウィーン風のデコレーションが施されていました。でもお店先はとてもナチュラルな雰囲気・・・

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お店からすぐの会場で早速レッスンの開始。カスタニエさんのデモを見たあと早速制作開始。参加者は日本で生徒さんに教えている方DAFA3保持者ばかりなので、作業はみなさんとても早くて上手。一つ目は土台を使った長方形のブーケ。

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ひとりでは抱えきれないほどの大きさのブーケを作るのはかなりの技術と体力を必要としました。それでも何とか完成に至り、、、。

お腹も空いてきました。そうしたら今回カスタニエさんがサプライズでご自宅に我々を昼食に招待してくださったのです!!それが大変素晴らしい空間。

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アパルトマンの最上階。前の晩から準備して驚かせようとしてくださったそうで、完璧なテーブルセッティングです。ハランとほうずきのアレンジやテーブル上のバラの花びら、そして秋にあわせてカボチャや木の実、キャンドルなどが美しく飾られ、全てがジャック・カスタニエという人の美意識によって創りだされた空間でした。

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黒服のバトラーがシャンパンとカナッペのアペタイザーをサーブしてくださり、ランチタイムの始まり。この日はウサギのお肉料理に始まり、チーズやデザートまで、大変美味しいお食事でした。

フランスには『Art de Vivre(アールドビーブル)』という言葉があり、日本語で『生活の中の芸術』とか美しい暮らしなどと訳されますが、カスタニエさんの暮らしは文字通り『Art de Vivre』だと感じました。

さて、夢の空間からお暇して、午後もレッスンですよ!大作が続きます。

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透明のメディシスを使った、パーティー用の装花。大作でしたがスピードも速く完成させることが出来ました。最後にディプロマいただきます。dsc09032大作を2つ、そして夢のようなランチと、怒涛の一日でした。体力を使い果たし、持ちきれない荷物と共にタクシーで帰宅。そのまま倒れこみました・・・。

大変お優しいカスタニエさん、有り難うございました。

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*カスタニエさんのお家のトナカイです。

パリへ ②

10月のパリは寒く、特に私たちのいた時期は毎日気温は一ケタ・・・。念のためにと持っていったストールや長袖のセーターがこんなに活躍するとは。

近くのポールで簡単に朝ごはん。ポールは今や東京の駅ナカにも沢山お店を出しているので、何だか有難みがないけれど、ここオスマン通りのポールは2階がサロンドテになっているので使いやすい。

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アプリコットのパイとカフェクレーム。二階の窓からは秋のパリの景色がきれい。8時をとうに過ぎているのにまだ薄暗いパリの朝。

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少し時間が有ったので、午前中は絵を見に行こう。ルーブルもオルセーもポンピドーも何度も何度も行っているけど、やはり自分の好きな絵や彫刻に会いたくなる。私は美術が大好き。

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やけにチケット売り場が空いていると思ったら、ルーブルは休館日だった。でも建物の回廊の窓から、この写真の彫刻の間が見れました。この部屋はいつも人が少なくて、シーンとした空気の中でじっくり彫刻たちと向き合える場所。観光地の人の多さに疲れた方々に大変オススメです。気を取り直して対岸のオルセーに行こう。

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寒そうですね・・・。実際とても風が冷たかったです。後ろに見えるのがオルセー美術館。かつての駅舎を改築して美術館にしています。ルーブルより少し年代が新しい作品が多く、ゴッホやモネ、ミレーの超有名な作品が並んでいます。二階にはとても雰囲気のあるレストランもあり、広すぎない館内でゆっくり過ごすのもオススメです。

パリへ ①

週末の仕事をギリギリまで行い、10/9日曜の朝からパリへ。エコールドブッケフランセの若山先生と共に、DAFA3の資格を持っている人が参加できる『審査員模擬試験』なるものを受けるための旅です。今回は同じ時期にDAFA2の試験があったので、その受験者の方々も一緒の旅となりました。

毎回の事ですが、到着翌日は早朝から『ランジス市場』へ。10月のパリは7時ではまだ外は真っ暗。そして7度という寒さです。

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月曜日は裏日なので人は少ないですが、大きな売り場面積を誇るランジス、バラなどがそれでも沢山並んでいます。

資材屋さんにはクリスマスの飾りが・・・。

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なんと、白樺の皮で作ってある熊が!!思わず欲しくなりましたが、流石に飾る場所が無く断念。さてこの日は市場のカフェで朝昼兼用の食事を済ませた後、国立植物園へ行きました。

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広い園内には本当に沢山の植物が解説付きで植えられています。DAFA2の試験では実際の植物を見て様々な知識を問われる『植物学』の試験があるので、今回受験する方々は熱心に本物を見ながら名前を確認していました。(勿論私も!)

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植物の脇にはこのような説明板が。それも写真ではなくボタニカルアートです!!さすがヨーロッパ。こうしたところから植物の細密画が発展していくのですね~。感動しました。

とにかく広い園内はとてもパリとは思えない雰囲気。例えばこんな畑コーナーも。ひょうたんが植えられています。

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この植物園はオーステルリッツ駅のすぐそば。本当によく歩き、i-phoneで見たらこの日は15000歩も歩いていました。流石に疲れおなかもすいたので栄養補給にこれ!

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仲間と一緒に美味しい牡蠣の夕食!そう、10月だと街のブラッセリーの店先には牡蠣が並びます。明日も朝からタフな一日になりそうなので、しっかり食べて早く寝ようっと。

 

DAFA1合格おめでとう!

Good News!!

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先週パリの国立園芸協会で、お花の技能試験 DAFA1が行われました。ナチュールからも今年初めて一人の生徒さんが挑戦し、この度無事に合格されました!! (写真は園芸協会の入り口です)

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合格なさった近藤さん。昨年受験を決めてからは試験対策講座や補講で何度も何度も納得いくまで練習を繰り返し、またパリに行ってからも試験直前までずっと練習をしていたそうです。その甲斐あって、今回日本人の合格率50%のなか立派な成績で合格となりました。本当におめでとうございます!

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DAFAとはフランス農水後援、フランス国立園芸協会主催の花の技能試験のこと。初級であるDAFA1は毎年一度春にパリで試験が行われます。その後DAFA2,3と続きます。

ナチュールではフランススタイルを基礎から学ぶ『ディプロマコース』と『パリの花クラス』を開講しています。DAFA受験にご興味のある方は課題作品をカバーしているディプロマコースの受講をお勧めします。また毎年秋からDAFA対策講座も行っています。

体験レッスンも受付中!メールがお電話でご予約下さい。

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南フランス プロヴァンスへの旅 ①

皆様いかがお過ごしでしょうか?少し前になりますが私は7月末から南フランスに行ってまいりました!今回は娘と二人旅。古い雑誌で見かけた景色を探しに、レンタカーでフランスの田舎をまわる冒険旅行。ドキドキハラハラの連続ではありましたが、記憶に残る旅となりました。

訪れた場所は・・・エクサンプロバンス・ボニュー。その他プロバンスの美しい村々、そしてパリ

初めて訪れたエクサンプロバンスはパリとは違い、徒歩で把握できるくらいの大きさの街。画家セザンヌの故郷でもあります。町外れから見える山『サン・ビクトワール』はエクサンプロバンスのシンボル。セザンヌは度々この山を描きました。

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現存するセザンヌのアトリエは緑に囲まれたステキな場所です。韓国の子供達が見学に来ていました。

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街なかには美しいプロバンスプリントの専門店などもありました~。あまりに沢山の種類があるので迷ってしまいますが、布はとても重いので沢山は買えませんでした。本当に土地の光と景色にマッチする色です。

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街の広場のマルシェ!プロバンスの野菜や果物は味がとても濃くてビックリしました。桃やスイカ、ネクタリンなど、今までに食べたことのない程の美味しさ!!チーズやオリーブのマリネ、生ハム・・・ラベンダーの産地でもあるのでポプリなども豊富でした。ついあれこれ買いすぎ、ホテルのお部屋でムシャムシャ・・・(いっぱい抱えていますね~)

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ここからレンタカーで移動しましたが、日本にいるときにi-phoneに『sygic』という海外向けカーナビをダウンロードしていき、これが大正解!!初めてのフランスでの運転も本当に細かな音声付ガイド(英語)で本当に助かりました。

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そして立ち寄る小さな村々は美しい色で溢れています。村のタバコ屋さんだってこんなにステキ。

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そして目指すボニューのとなり村?のオーベルジュでお昼を・・・。ここはかつて一世を風靡した『プロバンスの12ヶ月』という本の中でも紹介されていたお店。正直周りに何~もなくて、カーナビ無しでは無理。迷いに迷ってやっと到着。夜なら泣いてました、絶対。でもテラスでいただくお料理はとてもステキでした。

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こちらの名物、プロバンスのオードブル。14~15種類の季節のオードブルが大きなトレイで運ばれてきます。この後にお料理が続きますが、これだけでもお腹がいっぱいになるほど。車なのでワインが飲めずに本当に残念!!

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食事を終えていよいよ宿泊するボニューという村に向かいます・・・。

 

パリで出会った美味しいもの②

先月パリに行った際に出会った、美味しいものをもうひとつご紹介いたします。

皆さんは生牡蠣はお好きですか?私は大~好き!!日本でもメニューの中にあると必ず頼みます。パリも冬は牡蠣の季節。レストランやブラッセリーの外には牡蠣が氷の上に沢山並び、慣れた手つきのおじさんが次から次へと殻を開けていくのを見ることが出来ますね。

今回はそんな牡蠣好きの私にピッタリのお店を、街のチョコレートやさんの女性が教えて下さいました。

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『Huiterie Regis』。サンジュエルマン・デ・プレにある、本当に小さな牡蠣専門店。見かけはケーキ屋さんのような店構えですが、狭い店内には小さなテーブルと椅子がギュギュっと置かれ、ブルーと白の可愛らしいインテリアはまるで海の中にいるかのような雰囲気にさせてくれます。(天井からさがる飾りはおしゃれなワカメ??)

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メニューは基本的に生の牡蠣のみ。あとはその時によりハマグリやウニ、そしてボイルしたエビがあるようです。(温かいお料理はありません。文字通り牡蠣専門店!)そしてワインを片手に待つことしばし・・・・

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ジャーン!生牡蠣の登場。これで2人分です。ここでのオーダーは最低一人1ダース。私はHappy~.でもそんなに牡蠣が得意でない夫は少々焦り、ウニやボイルしたエビを組み合わせてオーダーしました。あとは冷えた白ワインと黒パン、美味しいバターです。幸せ~。どれから食べようか、目移りしちゃいますね。

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地元の人気店だそうで、お客さんはひっきりなし。店内はすぐに満席に。ひざを付き合わせるような感じで皆さんワイワイ食べています。カウンターでワインを飲みながらオーナーとお喋りして待つ人や、持ち帰る近所の人もいました。ゆっくりとディナーを、というタイプのお店ではありませんが、パリらしいステキな雰囲気の中で美味しい牡蠣を召し上がるのでしたら是非どうぞ。予約もできます。

 

『Huiterie Regis』。

3 Rue Montfaucon, 75006 Paris

+33 1 44 41 10 07

 

 

 

パリで出会った美味しいもの①

パリで出会った美味しいものをご紹介します。今回は初めての体験が色々ありました。

まずは『肉鍋』。初めて聞いたときは???なんだろう??と思っていたのですが、美味しくて癖になると大阪の平山先生から伺っていたので、連れて行ってもらいました!

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メニューには『牛肉水煮鍋』とか書いてあったかな。サイズは大小あり、こちらの看板メニューのようです。花山椒の効いたピリ辛スープの中にやわらかなお肉とシャキシャキした白菜、お豆腐が入っていて、上にはパクチー(香菜)がたっぷり!キャー、食欲そそるわ~。それだけ食べても美味しいのだけど、タイ米の上にかけてワシャワシャ食べる感じが美味しいの。フレンチが続いていたお腹にはドンピシャでした!

そのほか角切りのマーボナスも美味しかった~。平山先生に『けっこう待つかもよ』と言われていましたが何のその。連れて行ってくれて有り難う~。

で、実は翌日『もう一度肉鍋にいきたい』ということで、2日続けてお夕飯に行ってしまいました。やはり日本人はこういうものを食べたくなるのです!

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開店していてもお店の外観はこんな感じ。メトロの『アール・エ・メティエ』からすぐです。小さなお店なので、少人数で行くのがオススメ。

 

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7 rue volta 75003 Paris

メトロ 3番、11番線:Arts-et-Métiers

 

パリのお花屋さんめぐり~⑤ Vertumne

一日、夫と共にお花屋さんをめぐっていたらついに足にマメが・・・。セールでゲットしたサルトルのブーツがまだ固かったのだわ。とはいえたっぷり時間があるわけではないのでもう一軒!!(何か別のお店に行くような響き・・)

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Vertumne (ヴィルテューム) 』。サントノーレから一本入った路地に面しているお店です。夜ですが緑のお店がライトアップされていてキレイですね・・・。

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外は小雪が舞う寒さ、窓辺のガラスが少しくもって良い雰囲気をかもし出しています。外にはワックスフラワーやハーブの鉢植えがさりげなく並べてありとてもステキ。

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鉢植えもきれいでお店の雰囲気とぴったり。写真で見てもおわかりのように、統一されたトーンです。ちょうどお店のお兄さんが出来たてのブーケを届けに行く所でした。『どう?きれいでしょ?』とウインクして、出かけていきました。

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そして店内ではソフィーさんが別のブーケを作っているところでした。拝見して良いかうかがうと快くOK.こちらでもやはり白グリーンの組み合わせですね。

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店内には沢山のお花が。また美しい鉢植えや花器なども売っています。ソフィーさんの他に多分オーナーでしょうか、白髪のステキなマダムがいらっしゃいます。

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ネリネや雪柳、アマリリスなどを使ったステキなブーケが出来上がりました。お客様が贈り物に使うブーケだと仰っていました。ちなみにこれで100ユーロ(約14,000円)とのこと。これを紙に包みリボンをかけて出来上がりました。

ソフィーさんはとても英語がお上手で、思わず「あの・・フランスの方ですよね?」と改めて聞いてしまったほど。笑顔のステキな女性でした。

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快くお仕事を見せてくださり、名刺もくださり、本当に有り難うございました。

お花屋さんは写真撮影NGのところが沢山あります。挨拶をして入店し、お仕事を拝見したり写真撮影をしたい時はきちんと許可を貰ってくださいね。(お話しをするうちにOKして下さることもあります。)

 

パリのお花屋さんめぐり~④ Costes Dani Roses

フォーブルサントノーレは高級なブティックが数多く並んでいますが、そんな中に高そ~うなバラだけを扱っているショップがあります。『Costes Dani Roases』。ラグジュアリーなお店のウインドウ。

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左側には赤いバラのアレンジ。左側には白いバラのアレンジです。

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そして店内には珍しいオレンジ色のバラが山ほど!!

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こちらのお店はいつも圧倒されるばかり。そういえば前回通ったときはお金持ちそうなオジサマが100ユーロ札を何枚も出していて驚いたんだったわ。パリにも色々なお店がありますね・・・。

 

 

パリのお花屋さんめぐり~③ ローズバッド

雪が少しおさまったので、そのままオデオン座の前の『Rosebud (ローズバッド)』さんへ。ここは昨年の6月にも来ましたが、ナチュラルなディスプレイがとても気持ちよいお店です。

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今回は窓辺にミモザが・・・。ワントーンで統一されていますね。別のウインドウは白とグリーンでナチュラルに。

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中に入ってもOKとのことでお邪魔させていただきました。オーナーのバンソンさん。丁度ブーケを作っているところでしたので、拝見させていただきました。

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店内にはミモザとともにこんなお花が合わせてありました。「なんていう名前ですか?」「アマメリスだよ」「え??アマリリス??」「ノンノン、アマメリス。」・・・、初めて聞いた名前なのでメモメモ。帰国後しらべたら『ハマメリス』とありました。フランス語だからHが消えるのね。マンサクの花の一種で薬効もあり、ヨーロッパでは古くから使われているようです。

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色々見せていただき、一緒に写真もとってくださいました。枝を合わせてのびのびとした爽やかな春のブーケも一緒です。バンソンさん、お仕事中に有り難うございました。

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